求積の解説
建築確認の求積表の作り方
建築確認の申請図書に付ける求積図・求積表を、手作業で作るときの順番と、つまずきやすいところをまとめました。Excel・Jw_cad の外部変形・専用ソフトの違いも比べます。
求積表は「図」と「表」の組み合わせ
確認申請では、敷地面積・建築面積・床面積といった数字に、その数字をどう出したかを添えるのが一般的です。添え方の基本は、区画を描いた求積図と、区画ごとの式と結果を並べた求積表の組み合わせです。
手で作るときの流れは、おおむね次のとおりです。
- 平面図の上で、測る区画(壁の中心線で囲む、など)を決める
- 区画を三角形や長方形に分けるか、頂点に番号を振る
- 寸法、または頂点の座標を図面から拾う
- 表に式と結果を書き、合計を出す
- 図に区画の番号を書き込み、表の行と対応させる
敷地面積・建築面積・床面積は、それぞれ測る範囲が違います。同じ図面から何種類もの求積を作ることになるので、区画の線と番号は、どの面積のためのものかが分かるように描き分けておくと、あとで迷いません。
区画の分け方に決まった正解はありません。ただ、分け方が細かすぎると表の行が増え、粗すぎると一つの式が長くなります。読む人が式を追って同じ数字にたどり着けるかどうかを、目安にするとよいでしょう。
手作業で詰まりやすいところ
いちばん手間がかかるのは、図面から数字を拾って表へ写す作業です。寸法の読み違いや、桁・小数点の打ち間違いは、表を見ただけでは気づきにくいものです。
次に困るのが、設計の変更です。壁の位置が少し動くだけで、関係する区画の寸法も、合計も、図に書いた番号との対応も直すことになります。どこを直したかを追いかけるうちに、別の行を直し忘れることもあります。
円弧を含む区画や、頂点の多い形も厄介です。分け方を工夫するか、近似して扱うことになり、その説明も表に残す必要があります。
合計が図面の数字と合わないときは、どの行が違うのかを一行ずつ確かめることになります。表と図の番号の対応がずれていると、この確認にさらに時間がかかります。
3つのやり方を並べると
| 項目 | Excel に手入力 | Jw_cad の外部変形 | DraftCalc |
|---|---|---|---|
| 数字の拾い方 | CAD で寸法や座標を読み、表に打ち込む | 図面上で図形や頂点を指示する(道具によって異なる) | 区画をクリックして、面積と頂点の座標を拾う |
| 図と表の対応 | 番号を自分で振り、照らし合わせる | 求積図と求積表を図面の上に描く | 図形番号(1-A など)で、図面・表・Excel がつながる |
| 設計が変わったとき | 関係する行を探して直す | 指示をやり直す | 測り直すと、表と合計が作り直される |
※ Jw_cad の外部変形は、個人の作者が無料で公開しているもので、種類も機能もさまざまです(記載は各配布ページの説明・2026年10月時点によります)。DraftCalc は作図ソフトではなく、求積表と計算根拠の Excel を出す道具です。
お手元の図面で試す
比べてみると、どの方法でも「区画を決める」ところは人の判断です。違いが出るのは、そのあとの拾う・写す・合わせるの部分です。
DraftCalc は、この後半を受け持つ道具です。区画を決めるのは使う人で、出力は建築士が内容を確かめる前提の資料です。まずは、お手元の図面で試してみてください。
お手元の JWW か DXF から、確認申請用の座標求積表を出します。30日は全機能無料です。
30日、全機能を無料で試す 登録不要・図面は社外に出ません(PC の中で完結)。DraftCalc の詳細・価格※ 本ページは一般的な作り方の説明です。求積の方法や様式は、提出先の指示に従ってください。DraftCalc の出力は、建築士による内容の確認を前提とした資料です。