求積の解説
座標求積表を Excel で出す
頂点の座標から面積を求める座標求積表を、Excel の式で作る方法を説明します。手入力で起きやすい間違いと、Jw_cad の外部変形・専用ソフトとの違いもまとめました。
Excel で組むときの基本
座標求積は、多角形の頂点の座標だけで面積を出す方法です。頂点に一周の順で番号を振り、それぞれの X 座標と Y 座標を表に並べます。
計算は、各頂点について「その点の X ×(次の点の Y − 前の点の Y)」を求め、全部を足して 2 で割ります。最後の点の「次の点」は最初の点、最初の点の「前の点」は最後の点として扱います。
- B 列に X、C 列に Y を、頂点の順に入れる
- D 列に X ×(次の行の Y − 前の行の Y)の式を入れる(端の行は反対の端を参照する)
- D 列の合計を 2 で割り、絶対値をとると面積になる
頂点を反時計回りに並べると合計は正、時計回りだと負になります。絶対値をとるのはそのためです。
式を入れた表は、ひな形として保存しておくと次の案件でも使えます。頂点の数が変わるたびに、行の追加と、端の行の参照先の付け替えが必要になる点は覚えておいてください。
手入力で起きやすいこと
式そのものは単純ですが、間違いが入るのは座標を写すところです。CAD で頂点を一つずつ確かめて打ち込むので、桁の打ち間違い、X と Y の入れ違い、頂点の飛ばしが起きます。
頂点の順番が途中で入れ替わると、線が交差した形として計算され、まったく違う面積が出ます。式はエラーを出さないので、気づくには図と照らし合わせるしかありません。
表に載せる座標を丸めたときも注意が要ります。丸める前の値で出した面積と、表に載っている座標から計算し直した面積は、わずかに食い違うことがあります。
区画が増えると、シートやブロックも区画の数だけ増えます。合計の式がすべての区画を拾えているか、区画を足したあとに確かめ直す必要があります。
3つのやり方を並べると
| 項目 | Excel に手入力 | Jw_cad の外部変形 | DraftCalc |
|---|---|---|---|
| 座標の入れ方 | CAD で読んで、セルに打ち込む | Jw_cad の中で頂点を指示する(道具によって異なる) | 区画をクリックすると、頂点の座標を表に出す |
| 円弧を含む区画 | 頂点を足して近似を自分で組む | 円弧を含む図形を対象外とする道具がある | 円弧も計測し、直線で近似した場合との差を明示する |
| 表の座標と面積の検算 | 自分で式を組んで確かめる | 道具による | 表に載せた座標から面積を計算し直し、採用面積と照合する |
※ Jw_cad の外部変形は、個人の作者が無料で公開しているもので、種類も機能もさまざまです(記載は各配布ページの説明・2026年10月時点によります)。DraftCalc は作図ソフトではなく、求積表と計算根拠の Excel を出す道具です。
お手元の図面で試す
Excel の表は自由がききます。一方で、座標の転記と順番の確認は、人の目に頼ることになります。
DraftCalc は、図面の座標をそのまま使って座標求積表のシートを含む Excel を出します。表に載る座標を 0.001mm で丸めたうえで面積を計算し直し、採用した面積との差も載せます。図面と出力の照合は、使う人が行ってください。
お手元の JWW か DXF から、確認申請用の座標求積表を出します。30日は全機能無料です。
30日、全機能を無料で試す 登録不要・図面は社外に出ません(PC の中で完結)。DraftCalc の詳細・価格※ 本ページは一般的な作り方の説明です。求積の方法や様式は、提出先の指示に従ってください。DraftCalc の出力は、建築士による内容の確認を前提とした資料です。